「任意売却」とは、住宅ローン等の借入金が返済できなくなった場合に、銀行などの金融機関との合意に基づいて、融資の返済が困難になったマイホームやマンションなどの不動産を処分(売却)する方法です。

「競売」ではなく「任意売却」という選択

ローン破綻しそうになってしまったとき、そのまま競売という状態になるのか、任意売却を選択するかで、その後の生活は大きく変わってきます。

競売では、担保となっている土地や建物などの不動産が、裁判所を通じて強制的に売却されるのに対し、任意売却では、担保不動産を債権者の合意を得て通常の売却と同じ方法で売却することになります。

残債が多い場合、いずれにしても自己破産するのだから、競売でも任意売却でも結果は同じなのでは・・・?

と思いがちですが、競売と比べ任意売却では、市場価格に近い価格で不動産を売却できるため、競売よりも残債は少なくなり、自己破産を回避することができる可能性があります。
また残債を大幅に減らすことで、無理ない範囲で分割返済が可能になったり、周囲に知られずに売却できたりと、競売に比べて精神面でもメリットが大きい方法です。

「ローン破綻=自己破産」と諦めてしまう前に、一度ご相談ください。
以下、「任意売却」と「競売」との比較です。

任意売却競売
売却価格市場価格に近い価格で売却可能おおよそ市場価格の7割前後
残債残債が少なくなる可能性が高い多く残る可能性が高い
残債の返済無理のない範囲で分割返済可能一括返済となる
費用なし
(※交渉次第で、最高30万円の引越費用を受領可)
引越費用など別途必要
プライバシー周囲に事情を知られずに売却可能情報公開され近所や職場に知られる可能性が高い
その他自らの意思で売却となるため、購入者、債権者と協議の上、引越日を設定できる自らの意思は関係なく、所有権移転後は不法占拠
となるため、引越日を選べない

case1  ボーナスカットによる収入減でローンの支払いが困難に

  • 職業:会社員
  • 年齢:41才
  • 家族:夫・妻・子供2人
  • 物件種別:戸建
  • 残債:3,000万円
  • 売却価格:1,800万円

ご主人の勤める会社の業績悪化により、大幅に給料も下がり、生活が厳しくなってしまいました。共働きで生活していますが、住宅ローンの支払いも困難になり、住宅ローンを滞納してしまいました。住宅ローン以外の借入れもあったため、このままでは自宅が競売になってしまうのでは?と奥様は心配しています。子どもたちのためにも、なんとか生活を立て直したいというのがご夫婦の希望です。

子どもたちのために再スタートを決意

住宅ローン以外にも借金があったため、ローンの支払いを継続することは難しく、任意売却となりました。

何より、まだお子さんが小さかったため、奥様としては競売になってしまうことで、周囲にプライベートな事情が知れてしまうことを一番懸念されていましたが、任意売却という選択により、周囲に知られることなく無事に売却を行うことができました。現在は賃貸マンションに移り、残債を少しずつ返済しながら新たな生活をスタートしています。

case2  ゆとりローンでローン破綻し、競売開始決定

  • 職業:会社員
  • 年齢:51才
  • 家族:夫・妻・子の3人
  • 物件種別:戸建て
  • 残債:2,400万円
  • 売却価格:1,400万円

ゆとりローンで住宅ローンを組みましたが、ローンを組んでから11年目に支払額が当初の2倍以上にアップしました。

収入が増える見込みで組んだローンでしたが、収入はほとんど上がらずに、次第に生活が厳しくなってしまいました。生活を切り詰めながらも何とか返済を続けましたが、元本がなかなか減らず、ついに住宅ローンを滞納し、競売開始決定通知が届きました。

賃貸アパートに引っ越し、新生活をスタート

債権者と任意売却に向けた協議を行い、無事に売却をすることができました。お子さんの進学も決まり、仕事の兼ね合いから、すぐ近くの賃貸アパートにお引越しをされ、残債は毎月1万円ずつ返済しながら、新生活をスタートされています。

case3  離婚後、夫との共有名義になっている不動産を売却したい

  • 職業:会社員
  • 年齢:49才
  • 家族:本人・子供2人
  • 物件種別:マンション
  • 残債:2,700万円
  • 売却価格:2,000万円

結婚時に共有名義で新築マンションを購入しましたが、様々な原因で結婚17年目に離婚をしました。離婚後、元夫とローンの支払いを続けてきましたが、元夫の支払が滞るようになりました。この先、一人でローンを払い続けることは困難なので、不動産を売却して新たな生活をスタートしたいと考えています。

夫を説得し、任意売却でお互いに新生活を

離婚をしても、共有名義のローンの支払いは続きます。
元夫は最初は売却には反対でしたが、このまま滞納を繰り返し、競売になってしまった場合のリスクなどを説明し、無事に任意売却を行うことができました。



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